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兄妹 その1

今回は前回の続きとなります
今までの記事を自分で読み返してみると恥ずかしいものですね
だけどなんだか懐かしくて口元が緩みます
なんというかブログって良いですね


「兄妹 その1」


兄「どうしたの…!?いさ!?」
私「…」

ポロポロと涙が止まらない私
私の肩を掴み心配してくれる兄
ただ、涙の理由はわからない様子です

兄「どうしたの…?僕…、もしかして何か悪いこと言っちゃった!?」
私「…」

兄には解らない涙の理由、その理由は自分自身が一番わかっていました

私「寂しくなった」
兄「え?」

そう、私は寂しくなったのです
兄のことが大好きで大好きで仕方なかったのです
兄としてではなく、男性として
そんな私は、他の女の人と兄が一緒になってしまうのが凄く嫌だったのです
私は言葉を続けました

私「なんか、兄に彼女ができるって考えたら寂しくなっちゃった」
兄「…そうなの?」
私「…もう遊んで貰えなくなるんじゃないかなって思った」
兄「…そっか」
私「…」

寂しいという気持ちは間違ってない、うん、間違ってない
「兄のことが好きだから」なんて言えない、恥ずかしすぎる
ただでさえこれでも結構恥ずかしいこと言ってるのに「好きだから」なんて…

涙が止まらない私の頭をぽんぽんと優しく撫でてくれる大きな手、兄の手
顔をあげると優しく笑ってくれる兄、だけど

私「…なんで泣いてるの?」

兄の眼には涙、兄は泣いていました

兄「いや、なんだか嬉しくてさ…」
私「嬉しい…?」

兄が照れくさそうに笑っているような気がしました

兄「そのさ…いさがそんなに僕のこと想ってくれてるなんて、なんか…」
私「…」
兄「嬉しくて涙出たわ」

ありがとうと私の頭をクシャクシャと撫でる兄、照れくさくなる私
私が兄を見て、兄が私を見て
クスクスと笑いました

眼を擦りながら兄は言いました

兄「本当に…」
私「ん…?」

兄「本当に、いさは大切な大切な妹だわ」


空気が凍ったかと思いました


そう、兄は私を妹として可愛がってくれていたのです
「妹のように」ではなく「妹として」だったのです
つまり、私は「妹」としか見られていなかったという訳です
当たり前ですよね、私も今まで「兄」として兄を見ていたのだから

自分の気持ちに気付く事が出来た反動は、凄く凄く大きいものでした


~続~

クリックすると兄が少し有名になります



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転機

学校が始まりました、夏を休んだ気がしませんが頑張ります
アメフトの試合のシーズンに入りました、頑張ります


「転機」


「なんで俺と居る時よりアメフト部のキャプテンの話してるときの方が幸せそうな顔してるねん!!!」

彼氏と別れた後、彼氏の言った言葉について考えた事がありました

私の友人などはよく知っている話なのですが
私は好きな人の事はたくさん人に話してしまう癖があります
それは友達のことも身内のことも、もちろん兄のことも
そんな姿に彼氏は嫉妬していたのだろうと考えた私は、彼氏には悪いことをしてしまったなと反省するしかありませんでした

その言葉についてはそれくらいしか考えてなかったのです、その時は

ええ、その時は

事件が起こりました

それは彼氏と別れてから一ヶ月くらいたった頃でした

兄「いさ」
私「何?」
兄「僕さ、いさに相談したいことがあってさ」
私「ん?うん」

兄から相談を受けることになりました

兄のことだからどうせたいした用事じゃないんだ
どうせポケモンの育て方とか
どうしたら幼女と結婚できるかとか
そんなことに決まってる

私「どうしたの?」
兄「実はさ、昨日告白されてさ」
私「…え?」

兄の口から出てきた言葉は私の想像のはるかに上を行くもので
びっくりしたのかどうしたのか解らない状態になり一瞬頭が真っ白になりました

そんな私に兄は話を続けます

兄「バイト先の女の人に付き合って下さいって告白されたんだ、好きでもなければ嫌いでもない人」
私「…うん」
兄「でもさ、僕が首を縦に振ったら喜んでくれる人がいるのならそれはそれで良いかもしれないとか思うんだ…だけど」
私「…」
兄「相手が真剣なのならそれは相手に失礼だと思うこともあって、解らなくなって」
私「…」
兄「いさ…?」

兄は兄のままで兄であって
女の人とお付き合いする自由もあり
私がどうこう言おうが最後は兄が決めることであって、解っているのに

あれ、どうして嫌だって思ってるんだろう、私

兄「…泣いてるの?」

兄に言われて初めて泣いていることに気付き、自分の気持ちにも気付いた瞬間でした

~続~


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